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インテリアコーディネーター 中村才子

2021.10.14

長野市 S様邸 特注造作作製

こんにちは!
おかげさまで創業72年。
自然素材・木の家専門店
田中建築株式会社
インテリアコーディネーターの中村才子です。

 

 

 

前回のDIYを頑張ったS様邸のカウンター壁取り付けの様子とキャットウォークをご紹介したいと思います。キャットウォークは以前飯綱町のK様邸(お客様の声に掲載)で作りました。そのアイディアをS様は気に入ってくださって、今回デザインは違うのですが作製することとなりました。

 

こちらをクリックしてください。飯綱町K様邸 ↓↓↓ 

 https://www.tanaka-kenchiku.com/voice/%e8%87%aa%e7%84%b6%e3%81%82%e3%81%b5%e3%82%8c%e3%82%8b%e8%b1%8a%e3%81%8b%e3%81%aa%e5%9c%9f%e5%9c%b0%e3%81%a7%e7%8c%ab%e3%81%a8%e6%9a%ae%e3%82%89%e3%81%99%e5%b9%b3%e5%b1%8b%e3%81%ae%e5%ae%b6/

 

 

私が現場に行った時、4人の大工さんが作業をしていました。当社大工の中曽祢と山田、協力大工の赤塚さんと中曽祢さん(中曽祢棟梁のお父様)が各自、手分けをして作業を進めていました。

 

 

 

まずはキッチンカウンターの作業の様子です。写真を見ていただけると分かるのですが、カウンターの枠が作られていました。この形をもとに施主様がDIYをした木を貼っていきます。この作業には赤塚さんと山田で進めます。

 

こちらをクリックしてください。カウンターの木の塗装を頑張っているS様のDIYの様子↓↓↓

https://www.tanaka-kenchiku.com/blog/%e9%95%b7%e9%87%8e%e5%b8%82%e3%80%80s%e6%a7%98%e9%82%b8%e3%80%80diy%e3%81%a7%e5%ae%b6%e3%81%a5%e3%81%8f%e3%82%8a%e3%81%ab%e5%8f%82%e5%8a%a0/

 

 

これはフィニッシュという機械です。木を枠に貼っていきます。

 

赤塚さんが細かい部分をチェックしながら作業を進めます。

 

 

山田も大工として日々頑張っています。施主様から預かった木を丁寧に扱い作業をしていました。

 

 

山田が木を貼る作業の横で赤塚さんが、きれいに木が収まるようにかんなで、高さを調節していました。

このかんなの作業はとても難しく、技術が必要とのことです。

 

 

この隙間部分の幅を合わせるのがとても難しい作業のようでした。

赤塚さんが木の隙間がないようにチャックしながら寸法を確認します。

 

 

サイズが決まったら、木を切断します。

ここで少しでもずれてしまったら、隙間はうまく繋ぐことはできません。S様から預かったどこにも売っていないオリジナル塗装の木の切断を見ながら、私は緊張してその作業を見守っていました。

 

 

木を隙間に入れ込んで貼り付けます。

この一連の作業は赤塚さんの技術力の素晴らしさを見せていただきました。

 

 

最後は浮かないように、木を抑えてしっかり貼ります。

 

 

カウンターの笠木部分をつける作業です。全体を貼る前にきれいに取り付けるようにシュミレーションをします。

 

私はこの作業を見ていて、笠木部分のL字に板がつく部分はとても難しい作業ということが分かりました。

 

木の厚みに合わせて掘り込みをしてぴったりきれいに収まるように設置します。

いったん、外して、ニッチ棚廻りの木を貼る作業に移ります。

 

S様邸は、キッチンカウンター壁面にニッチ棚をご希望でした。木を貼る作業があるので、設置する前にニッチ棚を作成して取り付けます。このニッチ棚が工場で会長が依頼のサイズに加工して作製してくれました。

 

 

このニッチ棚にきれいに板が貼れるように、サイズをカットするのです。すべてがぴったりの位置に板が来るので、すごいなぁと思って見ていました。

 

 

ニッチ棚廻りの板がきれいに貼れました。

 

 

全部の板が貼れたので笠木を取り付けます。笠木を抑えている道具はビスを打つとき、板が浮かないようにするためだそうです。

 

 

キッチンカウンター素晴らしい仕上がりです!私は以前YouTubeでクロスのカウンターに木を貼るDIYを見たことがあるのですが、簡単にできるやり方ということで木の背面に両面テープを貼って仕上げる動画を紹介していました。

一つ一つの木を繋ぎ合わせて大工さんが作る板貼りはとても手間がかかり、技術が必要だということがよく分かりました。

天井のレッドシダーとのバランスもとても素敵です。クロスを貼ったらさらにきれいになるだろうなぁと思って見ていました。

 

中曽祢さん(棟梁のお父様)は2階の壁のボードを貼っていました。

 

壁面に合わせてボードをカットしていきます。

S様は契約前に見学した当社物件のクロスの仕上がりがとてもきれいだと褒めてくださっています。当然、クロス屋さんの高い技術力も必要なのですが、このボードもうまく貼らないときれいに仕上がりません。大工さんたちの素晴らしい施工と職人さんの技術が合わさって素晴らしい仕上がりとなるのです。

 

協力大工の赤塚さん、中曽祢さんいつもありがとうございます!

現場で会ったときに作業のやり方を教えてくれて勉強させてもらったり、楽しい話をしてくれて嬉しいです。

 

 

キャットウォークの造作の様子です。中曽祢が作業をしていました。

 

 

猫が歩く板をカットします。

 

 

先にボードに板を設置してから壁を貼るそうです。

 

次に設計の藤村がデザインした可愛い丸い通り穴を作ります。

中心点を決めたら、機械が円を描きながら、少しずつ木を削っていきます。木に厚みがあるのですぐには切れません。木を抑えている作業が大変そうでした。

 

 

きれいな円ができました。やすりをかけて、木の断面を滑らかにします。

 

 

円を作った木を組み立てます。この中を猫が通って遊べるように。猫がこの中に入って遊んでいることを想像したらとてもかわいいなと思いました。

 

 

 

キャットウォーク仕上がりました。この丸い円をくぐって梁を歩けるようになっています。

 

 

 

 

 

このように、特注造作の依頼も田中建築ではお受けしています。難しいオーダーも大工さんたちの高い技術で作ることが可能です。

 

是非打ち合わせの際には、ご相談ください。イメージ画像があればお見せいただけると打ち合わせがスムーズに進みます。

 

私たち田中建築株式会社は、
「家づくり」を「幸せづくり」にするという信念があります。

それを実現するための方法は、ファイナンシャル・プランの見直しと
自然素材をふんだんに使ってデザインされた木の家です。

同じ志を持った協力業者と共に
お客様の思いに寄り添う、顧客密着の工務店です。

 

 

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